健康経営の取り組みの工夫が社風を現す武器になる

コラム

皆様 こんにちは
鹿児島健康経営アドバイザー協会の上村です。

本日3月16日付の日経新聞に健康経営優良法人2023の中小規模法人部門の特集が組まれておりました。上位500法人であるブライト500の企業の名前も掲載されておりました。携わらせて頂いている企業の社長から朝一番に喜びの連絡があり、「社員みんなにも知らせます。」とメールを頂きました。日経新聞に載るって本当に誉れなことだと思います。

◇健康経営の実践は、自社の未来を切り開く力を磨くこと

記事にはその他に中小規模法人で取り組まれている企業の担当者様から実施されている取り組みの紹介がされていました。
私は、組織開発の仕事をする中、リーダーの実行力がなかなか伴わなく・・・ 会議で皆で決めたことが、絵にかいた餅になってしまって全然進まないのです‥‥というお悩みを聞く機会が多いです。会議で皆で決めたことなのに、それをリーダーが実施せず、その組織に失望してしまって残念ながら離職に至るという例も少なくはありません

紹介されていた各企業の取り組みを読みながら、会社の規模に関わらず、自社の規模感・構成メンバーに向いている取り組みが確実に存在していて、皆を観察し、皆にとって参加しやすかったり興味を持ってもらえたり、取り組みが長く続くような仕組みを実践していく力を蓄えておられるなと感じました。発案して賛同して実行するのが当然の企業となります。今、さらっと言いましたが、これを実践できるということは、自社の未来を切り開く力を磨いているということとなります。
トップダウンで始まることの多い健康経営ですが、宣言だけでは取り組みな進みません。その後は、構成メンバーがリーダーになったり、フォロワーになったり役割を分けながらビジョンに実態を与えていくのです。実行力を付けるのです。

上の図は、健康経営の実践に向けて推進モデルです。この流れで取り組んでいくのですよと教えてくれています。方針を立てて組織体制を作ってPDCAを回していく。シンプルな流れではあります。この図を頭に置きながら、社長や担当者のお話を聞き、楽しく取り組める形に落としていくのが私たちの仕事です。どんな小さな動きでも、やれば何かが生まれます。それは実感しています。
また、PDCAをいとも簡単に回していける中小企業が日本に増えることが、日本の産業界に必要な力であるならば、健康経営の取り組みでその力を蓄えていくことは、本人には心身共に健康な状態を、企業には活気ある職場環境を、地域には健やかな働く場をもたらしてくれるという、価値ある副産物が生まれていくことになります。これはやるしかないですよ!


※ この写真はある企業さんでの、体力測定(ケガゼロプロジェクト)の模様。
事務所の一角であってもやれることはあるのです。

◇どんな状態でも、在りたい姿さえあれば健康経営はお力になれます。

在りたい姿はあって、やりたいけれど、そう上手くいくものなのか?と思われているなら、上手くいかないであろうと思われるその理由を整理して、対策を練りましょう。どうやったらいいかな?で立ち止まっておられるなら、在りたい姿をまずは教えてください。どういう現状であっても在りたい姿さえ見えていたら、健康経営はお力になれます。
その在りたい姿の実現の道中に、実行可能性を踏まえて、様々な角度から工夫をこらすことになります。その工夫が持ち味を強化し、それを発信すれば社風を現す武器になります。そして、在りたい姿が徐々に輪郭を現してくることになるのです。

とても抽象的な話になった気がしますが、ある程度の型はありますが、自由度が高いのが健康経営の推進だと分かってもらえたら嬉しいです。是非、御社の在りたい姿をお聞かせください。

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鹿児島健康経営アドバイザー協会(KKAK) 上村
~ 健社来福:健やかな企業には福来る ~

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