2025申請開始:小規模事業者向けの特例が新設されました
皆様、こんにちは。鹿児島健康経営アドバイザー協会の上村です。
今年も健康経営優良法人2025の申請期間がはじまりました。意識を向けていらっしゃる企業様からお問合せがある”熱い”日々を過ごしております。皆様、お元気でお過ごしでしょうか?
さて、2025の申請において、今年も申請書の内容が進化してきております。その中でも健康経営の推進に向けて画期的だなと思ったことがありましたので、今日の記事では私の体験から感じていることも踏まえながらご紹介します。
申請書が毎年毎年進化する背景
健康経営の推進を担っているのが経済産業省です。そこが事務局となり健康経営にまつわる有識者会議「健康投資ワーキンググループ」が年に3回開催されており、現状を踏まえよりよい方向に健康経営が推進されるように各方面から意見が出されます。事務局はその意見を踏まえながら、健康経営の推進で次の一手としてどこに企業の皆さんに目を向けて欲しいかを反映させながら、次の年度用の健康経営優良法人の要件を深めていきます。
(この会議の模様はYou-Tube配信されています。私は自分の中で勝手に委員のひとりとなって他の委員の方の話に聞き耳を立てております。(笑))
また、ご縁がある経営者の話ですが、このことをしっかり理解されていて、次の一手を打つときの経営の指針としてトレンドを掴むためにも申請書の動向を活用されています。
そこで生まれてきた新しい制度:小規模事業所向け特例
健康経営優良法人として認定されるためには、1、経営理念・方針 2、推進のための組織体制 3、制度・施策の実行 4、評価・改善 5、法令順守・リスクマネジメント の項目に対応して出されている内容に法人が対応・実施している必要があります。当たり前だなと思えるものの最たるものは必須項目という形になっており、これが健康経営を推進するためのポイントなのだなと思うものは、選択制でありながら、実施するべき最低のバーが設けられております。それら16項目の内、健康経営優良法人に申請する法人は9項目以上、健康経営優良法人の内上位500法人・1000法人(ブライト500・ネクストブライト1000)に申請する法人は14項目以上と設定されております。この度新設されたのは、小規模事業者向け特例として、これが6項目以上での設定となりました。会社の規模によって、労力を割ける範囲に違いがあるので、それを踏まえた特例制度です。今後3年以内で見直しをしていくそうです。走りながら考えるという姿勢を取られています。変化の多い時代なのでそれが肝心だと私も感じています。働く人の心身の健康づくりは待ったなしということです。
何をもって小規模事業者となるか
会社法上の会社等かそれ以外なのかと、その業種と常時使用する従業員数で判別します。
<法人格>会社法上の会社等
卸売業・小売業・サービス業:5人以下 、製造業その他:20人以下
<法人格>会社法上の会社等以外の法人は全ての業種:5人以下 です
うちもこれに入るじゃないか~と思われて興味を持たれた方は、健康経営優良法人申請事務局のHP『アクション!健康経営』の申請に関するバナーから入って、自社用の申請用紙をダウンロードされて、内容を眺めてみてください。案外イケると思います。
でもでもでも、良く分からない、何だか不安、もっと細かく知りたいという方がいらっしゃいましたら、遠慮なく当協会へお気軽にお問合せ下さい。
追伸:今週から健康経営を推進されている経営者や担当者の方と打ち合わせをしているのですが、この申請書の最後に任意のアンケートがあってそれに答えておられる中で、こんな効果を感じていますという項目をご紹介します。それらは「組織の活性化」「人材の採用」「業績の向上」「企業ブランド・イメージの向上」「顧客満足度の向上」「リスクマネジメントの強化」「従業員の生産性の向上」「従業員の健康状態の改善」「従業員の生活習慣や健康に関するリテラシーの改善・向上」「過重労働の抑制/ワークライフバランスの推進」「離職の防止」「若い世代からのエントリーが増えた」だということです。経営課題で改善したいところにねらいを定めて健康経営に粛々と取り組んできたら、色々な波及効果があったというのが実情です。そんな笑顔を見られるのが私の醍醐味となっています。
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鹿児島健康経営アドバイザー協会(KKAK) 上村ひさみ
~ 健社来福:健やかな企業には福来る ~
◇健康経営始めたいけど、どうやっていいか分かりません
◇うちの健康経営、もう少し楽しく取り組みを進めたいけど方法が分かりません
◇次の申請はチャレンジしたいけれど、自信がありません などなど
とお感じの経営者・ご担当者の方、お気軽にお問合せください。
まずは、現状とご希望のお話をお聞かせください。
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