鹿児島県の企業と従業員が負担している健康保険料率は10.36% 

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鹿児島県の企業さんの多くが自社で健康保険組合を持つことなく、
全国健康保険協会(協会けんぽ)に加入されているとお見受けしています。

協会けんぽの健康保険料率は、都道府県毎に毎年度3月に見直しがあり
次年度の分が決定されています。
鹿児島県の社会保険料率は10.36%に決定されました。

大きく見て、東より西が高い傾向にありますが
鹿児島県は前年より上がり、佐賀10.68%、北海道10.45%に次いでの高さとなり、
三番目に高い保険料率となりました。
ちなみに低いのは、新潟9.50%、富山9.59%、福島9.64%です。

これは何を意味するかというと同じ月額報酬であっても
位置している都道府県で、企業と従業員さんが折半で毎月支払う健康保険料の額が
違っているということです。

具体的に言うと月額25万円の時、一人当たり新潟では22,800円(会社支払い分11400円、本人支払い分11400円)
佐賀では25632円(会社支払い分12816円、本人支払い分12816円)となり、
年額で比べると新潟の会社の支払い分は136,800円、本人支払い分も同額。
佐賀の会社の支払い分は153,792円、本人支払い分も同額となります。
新潟と佐賀の会社での支払い額の差額は、16,992円です。

例えば50人の企業においては、佐賀の会社は、新潟の会社に比べて849,600円も多く支払うことになっています。
これが健康保険料率10.68%と9.5%の違いだということです。
ちなみに鹿児島の会社は、新潟の会社より619,200円多く支払うことになっています。

業績が同じだとしても、会社の手元に残るお金に違いが生まれるということです。

健康経営の実践と浸透でこの辺りに変化が及ぼせたら取り組む意義があると
感じています。

まずは、ご関心をお寄せくださりありがとうございました。